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 はじめに
現在、日本では文明も進み便利な世の中になりましたが、日本人、特に日本の若者の間では「将来の社会不安」という“怯え”が広がっています。
この「将来の社会不安」の要因は経済不安、健康不安、環境不安、食糧不安、戦争不安、情報不安などが重なりあって、対人不安までも発生し、「将来の社会不安」がつきまとっています。
若者たちに“怯え”を与える「将来の社会不安」を作り出したのは、現在の“大人の日本人の生き方にあり!”と言っても過言ではありません。その大人の日本人とは、戦争中に恐怖をいつも背負って生きてきた時代の日本人たちです。この大人の日本人たちを親にもつ当時の子供の生き方、考え方に「夢と希望」がなくなっているのです。
戦前の日本人は汗をかくことが当たり前で、汗をかく人生が日本人として当然のこととして生きてきたのです。
欧米諸国のように、資源が豊富でない日本では、技術を身につけなければ生きていけなかったからなのです。その社会とはまた、資源を大切に使う循環型社会であり「修行から始まる人生」と言えます。つまり自然を理解していなければ生きられなかったとも言えましょう。この「修行」が幼い頃からの知恵となり、生まれながら身についた習慣として日本人の「叡智」そのものを培っていました。
しかし、このような「叡智」を生き方の中に備えていた日本人は、先の戦争の敗戦によって“恐怖世界”で生きることに精一杯だったのです。すると智恵から生まれた“ゆとり”ある教育が疎かになり、日本の良き習慣や、日本人の優れた「叡智」を忘れてしまったのです。つまり戦争が日本人の考え方や生き方を変えてしまったと言えます。
そんな戦後時代に育った子供たちは、欧米社会から入った価値観や文明を「自由」という名の許にはきちがえ、「修行」にも似た日本本来の“汗をかく人生”を忘れ、瞬く間に日本中が合理化社会の虜になり、「便利」をうたい文句にその風潮の波を日本社会にひろげていったのです。手作りより機械化を優先させ、近代化科学というわかりやすい数値化された規準を取り入れ、近代科学こそ日本人の力と思い込み始め、いつのまにか大量生産、大量販売という欧米型社会的思考を推し進めてきたのです。
このような欧米型風潮も経済バブルを体験し、そのお金に見る夢を追いかける経済バブルが崩壊すると、一転、日本国の危機状態までも思わせる社会不安を引き起こしてしまった、というのが今日の現状です。それは、一口で言えば修行にも似た“汗をかく人生”という日本人が持つ本来の日本人の生き方を忘れてしまったことにあると言えましょう。
つまり、日本の各界首脳を始め指導者たちが、「勉強社会」「学力優先主義」という偏った教育を物差しにして、学歴や知識力だけに権威性を持たせてきてしまったからです。それは日本人が大事にしてきた文武両道から生まれた「武士道精神」をないがしろにしてきたとも言えます。日本国民の考え、行動はこの戦後を境として間違った方向に向かってしまったのです。
修行にも似た「汗をかく人生」から“秘技”“匠”“さじ加減”という日本人だけの「叡智」が生まれ、その「叡智」があってこそ「世界一の科学」であり、「物づくり」ではないでしょうか。日本の最先端科学、最先端技術は日本人だけの「叡智」である“秘技”“匠”“さじ加減”が根底にあるのです。日本で生まれた全ての考え、技術は近代科学が支えているのではなく、日本人の「叡智」が支えていることを忘れてしまっていると言えましょう。
日本人が忘れてしまった先人たちの叡智である「旨み」という「さじ加減」の技に気づけば、塩、コショウ、ケチャップ、マスタードには負けません。
実体感のない、汗の臭いのしない言葉を吐き、デジタルといった数値化した考えでは、未来において閉塞感が生じてしまいます。それは数値化してメデイアを使い99%解明しているように思わせているだけなのです。実際には1%前後の解明率であり、99%の未解明を無視しているのです。
例えば一本の樹木が立っているのを見て、数では一本の樹木ですが、その樹木には根が生え、葉が生い茂り一本の樹木はたくさんの「小さないのち」に支えられ樹木として存在しているのです。「小さないのち」は未解明であり、その未解明部分はほとんど無視してしまうのが、数値化して「小さないのち」を見えなくする近代科学の考え方なのです。
細胞においても遺伝子は解明され数値に置き換えられていますが、細胞の99%は未解明部分で、この99%未解明部分と遺伝子の関係は無視されて論じられてはおりません。環境汚染にしても、今日その範囲は広がっているのが現状です。医療も同じで病気は一向に減る様子はありません。つまり最先端科学では病気も減らせないし、環境汚染も防げないというのが現実です。
このホームページでは、「いのち」「自然」に直接触れた、私の汗の臭いがする研究と実践の成果を書き継いで見たいと思います。“現実はこうだ”という事実ばかりです。全てが自然から学んだ実証であり結果で、まさに汗をかき時間をかけて体感したもので数値化したものでもなく、先駆者がいたわけでもありません。どういうホームページになるのか、少しずつ書き継いで行く過程で、形を成してくることを期待しています。
サイトオーナー 坂本隆司

8/24/2008
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